パワーストーン印鑑

パワーストーンイメージ

その日はちょっと飲み過ぎてしまったせいか、ワタシは二日酔いになってしまいまして、ふらふらと千鳥足で一人街を歩いていました。

すると、ふとストーンストアの店頭で、何かとても高貴な雰囲気で、なおかつ怪しく、よく見ると紫色にぼやっとした美しい輝きを放つ光が見えたのです。
「一体、何の光だろう…?」

ワタシは惹かれるように、ストーンストアへと入りました。
「この石は…。」

すると、年配の店主がわたしに言いました。
「お客さん、さすが、お目が高い。その石は、「アメジスト」という石でしてな。ギリシャ語で、「お酒に酔わなくなる」という意味があるんですよ。ついてない時、何か疲れている時なんかによく効くんですよ。」

「店主さん、実は二日酔いになりやすくて、困ってて…。是非、そのアメジストをワタシに売って下さいませんか?」

「ふうむ。売るのはいいが…。失礼ですが、お客さん、どういった使い方をなさるんでですか?」

「そういえば、銀行で使う印鑑を落としてしまって、困っていて…。そうだ!そのアメジストを、銀行印の印鑑として、作ってください!」

「わかりました!」

ワタシは「アメジスト」を銀行印にするなら、店主さんにヨコ書きの方が幸運を招くよといわれたので、この際この偶然を信じてみることにしました。

二週間後、あのストーンストアからメール便が届きました。
もちろん、オーダーしていた「アメジストの印鑑」です。
この「アメジストの印鑑」を持って以来、二日酔いに縁がなくなったワタシでした。

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